キロン(カイロン)の意味の考察【魂の傷・癒し・傷ついたヒーラー】

西洋占星術におけるキロンについて、魂の傷や癒し、トラウマや苦手な事、傷ついたヒーラーを表すと書いてあることが多いですが、発見から年数が経っておらず、現時点では、占星学者の間ではまだ意味が完全には確定していないそうです。最新の話ではベネフィック(吉星)のカウントとのこと(2025年)。

占星術発祥の地・古代バビロニアでは、ギリシャ神話の神々の様子が、あらゆる物事の説明の代わりをしており、天体の説明にも神話に登場した神々の名前が付けられました。

天王星の発見以降では、占星術の世界では、発見時の、人類に対する大きな出来事の意味合いがつけられています。そして不思議な事に、今では別枠となっている天文学の世界で、それに合ったような神々の名前が、発見された天体につけられています。

西洋占星術関連の、キロンに関する話をまとめてみます


【キロン(ケイローン)の神話について】

いて座の神話がキロンの語源となるケイローンの話になりますから、サインのイメージもポイントかなと、個人的には考えています。(外側に積極的に伸びていく知性)

ケイローンの神話の話を要約しますと、

➀母親から、半人半馬の姿を忌み嫌われ孤児となるが、アポロン神にしっかりと育てられる

➁同じ半人半獣の野蛮なケンタウロス族とは姿は似ているので共に居られるが、中身が異なる。

➂知識が凄すぎて尊敬された素晴らしい指導者で、たくさんの人や孤児に様々な知識を教えた

④間違って弓矢が当たるが、神の血が流れていて不死身の為、一人でずっと痛みを抱えることとなる。

自分でも何とか出来ないか知恵を絞り、また新しい知恵が産まれる。自分の身は癒しきれないが、世の役には立った。


【キロン発見時の出来事について】

天体発見時の、人間界での大きな流れもまた、天体の意味となぜか結びつくようになっています。

キロン発見時翌年(1987年)、胎外受精児の初成功がありました。このような、全員が使うわけではなく、一般的ではないけれども、高度で新しい技術や解決方法を表すと考えられます。

倫理的な問題もあるけれども、困っている人たちから見たら、まさしく光と言えるでしょう。


【実際の天体キロンの様子から】

実際の天体の位置や機能もまた、意味を考える際に無視できません。まず、キロンは彗星です。

占星術における彗星は、一般的には、突然の大きな変化、予期せぬ幸運や災難、時代の転換点、神からのメッセージなどを象徴します。

吉凶混合というイメージですね!災難だけではないと言う面から、最近の評価がベネフィック(吉星)なのかもしれません。

太陽系での位置からは、土星(日常的な忍耐や鍛錬)と天王星(突発的な変化・独創的アイデア)両方のイメージがあるとも考えられます。


【まとめ】

キロンのイメージの共通点をまとめてみますと、

➀深い知性、高度な教育や解決方法(医療治療含む)

➁わかりやすいグループに属しにくいマイノリティ、一般的ではなく特殊であること

➂忍耐や孤独、逆境を伴う

故・石川源晃先生が仰るには、キロンは高度医療と占星学の星とのことです。一般的ではなく、特殊で高度な学習や解決方法になるので、そうだな、と私も思います。

トラウマや苦手意識、傷ついたヒーラーと解釈される理由を考えてみますと、神話の説明➀母親に忌み嫌われる④痛みに耐え続ける、のあたりだろうと思います。

ちなみにギリシャ神話内で、親に忌み嫌われる、養育放棄の話、苦しみに耐えまくる話は、他にもよく出てきます。

そう考えると、毒親育ちや苦しみもがく姿は、あまり特徴とはならないでしょう。

ケイローンは医術や理知的な占い等を周囲に教えた神様でもありますから、そちらは特徴と言えます。

実際の読み方で全てを高度医療や占星学につなげると混乱しそうです。

クライアントが何に対して、ひとりで頭をひねってきたかで判断すると良いかなと、個人的には思います。

一般的な方法で解決しにくい困難なことがあることで、新しい特殊な考え方や方法を生み出すのが、キロンの意味としてふさわしいです。

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