生年月日だけでなく、来歴も追うことが、ホロスコープの学習には大切です!(ブログなので、読み方の難易度を下げるため、私が普段使う小惑星は省きました。プログレスも太陽のみにします。)
まずは来歴から。(wikipediaより)
1989年5月5日福岡生まれ。24歳(2013年)の時に、「どうせダメだろう」と処分するつもりだったが、家族の「どうせならいちばん好きな雑誌に送ってみたら」という後押しを受け、『少年ジャンプ』に初めて投稿した「過狩り狩り」が、新人漫画賞の佳作を受賞。 だがその後、連載用のネーム(漫画の大まかな案)がなかなか通らない時期が続く。「2015年の間に連載を獲れなければ漫画家を辞める」という意気込みで制作にあたったが、2作続けて落ちてしまい、もうあとがない状況に陥ってしまう。
そこで担当編集からの提案で、「過狩り狩り」をベースとしたネーム「鬼殺の流(きさつのながれ)」の第一話から第三話を執筆。最終的な修正を経ていまの「鬼滅の刃」となる。これが連載会議を通過し、『ジャンプ』2016年11号から2020年24号まで連載。同作は2019年のテレビアニメ化で出世作となった。
途中で困難な時期があったとはいえ、ものすごく勢いがありますね!
『鬼滅の刃』を連載開始した時期のホロスコープを出しますので、それを中心に読んでいきます。
まず、吾峠呼世晴さんのホロスコープの特徴から。
おうし座♉に月☽・太陽◎・金星♀と、やぎ座♑に天王星♅・海王星♆・土星♄があります。今回は☽はおうし座で確定ですが、時刻不明ですからほかの天体との度数は取れません。
前回、天体同士の角度が大切だけれども、ひとつの星座に天体が3つ以上ある場合は、その星座の意味の理解が大切と書きました。
おうし座は個人的な部分を表す天体ばかり入っていますから、とくに意味が強くなります。おうし座の気質は基本的に安全第一を重視で安定感が抜群なのですが、安定を求めすぎて、手に入れるものへのこだわりや自分のやり方を曲げない部分があるかもしれません。
やぎ座は動きの遅い天体ばかりが入っており、この学年や世代の特徴になります。やぎ座の気質は自己主張が強く、そのための努力も惜しまないのですが、意思を通すことや目標達成に夢中になりすぎると、周りの人への気配りが足りなくなる場合があるかもしれません。
両方ともなかなか頑固な星座ですから、ほかの漫画家さん以上に、編集があれこれ言ってきても、曲げたくない部分がたくさんあったのではないかと思います。また、流行よりも、おうし座やぎ座的な、自分が確かだと思える感性を磨き続けたように思います。ですから、ほかのジャンプ漫画とはかぶらない感じですよね。
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つぎに、天体同士の角度を見ていきます。
太陽◎に対して、土星♄と海王星♆が120度(青い線)になっています。前回、アーティストと海王星について書きましたが、教科書通りの、芸術家の角度(太陽と海王星の120度)をお持ちです。土星の決まったことをやり続ける力と、海王星の芸術センスに、非常に安定感があると読みます。
また、太陽◎は冥王星♇と180度(赤い線)です。やりたいことをとことん突き詰めたいけれども、なかなかそうもいかない部分もありそうです。火星♂と天王星♅の180度もあります。180度は、シーソーのような状態ですから、どちらか極端ではなく、どちらの天体も大切にしながら均衡を取る感じで、なかなかストレスが溜まりやすいと思います。。ちなみに、アーティストの相は、どこかに困難な部分がある場合が多いです。教科書にも、太陽の状態が悪いことを条件として挙げています。困難がなければ何かを生み出す原動力が足りないですからね。
あともう一つ、これも学年の特徴になるのですが、土星♄と海王星♆が同じ位置にあります。
これは、決まった道を走りたい土星を、曖昧にしてしまう海王星が邪魔をして、何かを成し遂げようとしても途中で諦めたくなりやすいというものです。
吾峠呼世晴さんは、太陽と絡みますから、わりと性格の部分に影響していると思われ、デビュー前に、作品をお蔵入りさせようとしていた部分に出ているかもしれません。
【追記:2021年2月発売の画集の本人コメントにて、三日坊主と言われるとの記載あり】
120度と180度が目立ち、かつ、海王星と土星の同じ位置が目立つ方なので、土星の根気や、やぎ座の職人気質でも抗えないような困難に対しては、自分の枠を越えて立ち向かうのではなく、おうし座の気質と角度の傾向から、自己の安定を取りたいと考えるかもしれません。(これを、直近の、動いている星の影響の分析に繋げていきます)
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ここでちょっと話をそれます。教科書通りのことではなく、私見なのですが、、ブログネタのためにアーティストばかりを見ているのですが、今回の吾峠呼世晴さんも含めて思ったこと。
芸術の星・海王星は、感性はあるのですが、曖昧な星なので形も流れていきやすいかもしれない。それだけではアーティストとして成功するには足りなくて、土星の根気や冥王星の突き詰める力、水星の情報収集力や発信力も必要だよなと思うのです。同じく芸術の星・金星も、角度に目立つものがなかったり、簡単に言えば凶の扱いの90度や180度が多く見受けられます。120度のように満たされない欲望があることも、何かを作り出し続けるのには大切なのかもしれません。
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プログレスとトランジットが明確に出ています。
次に、プログレスとトランジットの説明をしていきます。
『鬼滅の刃』の連載開始時ですが、生まれのホロスコープの木星♃(赤い〇)と、プログレスの太陽◎(青い〇)が同じ位置にあります。また、生まれのホロスコープの太陽に対して、トランジットの冥王星♇(黒い〇)が120度です。
冥王星は極限状態を表す星で、動きが非常に遅く、この配置は一生に一度しかないです。それだけの強運ということです。プログレスもこの配置は一生に一度、幸運の木星との関係ですから一番良いですし、掴んだのですね、幸運と強運を。。
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ついでに太陽プログレスをこの前後、追っていきます。
デビュー前に生まれの水星☿とプログレス太陽◎が同じ位置の時期があるのですが、これだけ成功している方なので、おそらく、この時期に漫画を描き始めたとか、投稿する作品を描いたとか、あるのではないか?と感じます。
【追記:2021年2月発売の画集にて、漫画を書き始めたのが高3との記載あり。時期当たりました!】
また、連載途中で、生まれの冥王星♇と海王星♆・土星♄の60度に対して、プログレス太陽◎が150度になりました。これは、ヨードと言われる相なのですが、物事に選択肢がない状態になりやすく、逃げられない感じで、非常にしんどい時期だったと思います。連載の真ん中あたりから後半だと思うのですが、単行本を読んでいると、丁寧に手書きしたコメントから、多忙で書けずすみませんと、タイプ打ちのコメントに切り替わっています。……ええ、もちろん、私も鬼滅キッズですよ!!
現在ヨードの時期からも抜け、連載も終わった状態ですが、体力気力を使い果たしていらっしゃると思いますから、お休みされているのでしょうね。ゆっくり休んでほしいです。
また、このまま引退の噂がありますが、それについて。来年、生まれの太陽◎に対して、トランジットの天王星♅が同じ位置に来ます。太陽と天王星が関係するときは、就職離職、結婚離婚、転居、体調不良、のいずれかが来やすいです。これまでのプログレスの動きや、生まれのホロスコープの傾向も考えると、どれが来てもおかしくはないと思います。あくまでも予想です。。
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子供たちに言われて、はじめは借りていたのに、自腹で全巻を揃えましたよ。。そして、この絵は私が描きました、ほかにもたくさん描いてます、ダイドーのコーヒーはコンプリート目指してます、、ということで、今回はここまで!
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました!!来月もざっくり分析していきますので、また読んでいただけたら嬉しいです