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西洋占星術のプログレス【ざっくりかつ、たぶん一番わかりやすい解説】

西洋占星術を学び始めて、出生図(ネイタルチャート)のつぎに知るのがおそらくトランジット(今の星の位置)だと思います。

ではその次は?今回お話しするプログレス、でしょう。

前置きはさておき、実占に必要な箇所のみかいつまんでまとめますので、ぜひ学習にお役立てください!

プログレスとは【架空の天体位置】だけれども【トランジット以上に重要】

プログレスと一言にいっても、じつはたくさん種類があります。

そのなかでもよく使われるのが、

➀ソーラーアーク(プライマリー・1度1年法)

➁セカンダリー(1日1年法) です。

先生により、どのプログレスを使うのか、違いがあります。

とりあえず出してみたいと思うので、出し方をご説明します!

プログレスの出し方~astrodienst編~

astrodienstの基本の使い方はこちらから

トップページ⇒『出生データによるいろんなチャート』を出したところからご説明します。

『出生データ』にお好みのものを選び、その下に『チャートタイプ』があります。

押下すると色々選べるようになっています。

『進行』⇒セカンダリー 『太陽弧もしくは太陽弧進行』⇒ソーラーアーク のことです。

使いやすいのは、『出生図と進行』もしくは『出生図と進行、経過(トランジットのこと)』

ソーラーアークなら『出生図と太陽弧進行』、両方のプログレスを見たいなら『出生図・進行・太陽弧』あたりかな、と思います。

その下にある『開始日』を、見たい年月日にして、あとは各自好みの設定にして出してみてくださいね!こんな感じになります。

ホロスコープ円の下にある、各天体のサイン度数が書いてある表のなかの、進行⇒セカンダリー、SA⇒ソーラーアーク、です!

ちなみに太陽プログレスは、どちらのプログレスでも同じ位置です。ということは、とっても重要、なんですね!太陽は元々、あらゆる運に影響をすることも考えると、尚更重要です。

どの方法をとっても同じになることを大切にするというのは、今後学んでいくうえで非常に大切なポイントなので、覚えておいてくださいね。

プログレス天体とネイタル天体がアスペクトする時期が、読むポイントとなります。

アスペクトは混乱するのでメジャーのみ取った方が良いです。あとヨードは読めたら読んでください。

オーブも所説ありますが、プラスマイナス1度にしましょうか。

プログレスの暗算のやり方~ソーラーアーク~

ソーラーアークについては、セカンダリーが産まれるより前にあった手法になるのですが、全て計算不要で出せるのが強みです。

全て、生まれた時の天体から反時計周りに1度=1年、と計算しますから、例えば30歳ならば、次のサインの同じ度数に来ているということです。

セカンダリーについては暗算出来るのが、概算ですが太陽のみになります。MCも数年分くらいでしたら概算で、1年1度で計算できますが、年数が重なるとずれてきますので注意してくださいね。

暗算出来るプログレスは、図面を見ながら、どのように動いていくのかわかるので、つぎアスペクトするのはここらへんとか、過去にさかのぼってここらへんがポイント、というのが、わかるのではないかと思います。

一度に全部はパンクしますから、まずは共通する、プログレス太陽あたりから、いかがでしょうか?

面倒くさい計算~セカンダリー・プログレスを天文暦から出す~

セカンダリーについての前に、本当は、プログレス太陽も正確に出すには概算ではなく計算が必要です。

いちばん手っ取り早いのは、気になる年でホロスコープソフトで作成して、プログレスもアスペクトがあるか、見てしまう方法です。

学習として、先にご自分の来歴のポイントの年を書き出して、その時期にプログレスの関係があるかを見るのです。

今なにかやりたいことがある、もしくは既にやっている場合は、それに一番最初に着手した時期を調べてみると良いです。自営業等ならば、お店が出来たと実感した日や、それで最初にお代をいただいた日がさらにポイントとなります。

全く関係が無い場合もあると思います、そのときはトランジット、とくに天王星海王星冥王星あたりはわかりやすいので見てみると良いと思います。それでもないことがありますが、他の手法で出せると考えておいてください。

無料天文暦の出し方~astrodienst編~

では、面倒くさい計算の話に入ります!

まず、ご自分の生まれ年月および、翌々月くらいまでの天文暦が必要です!

出来れば本の形式のほうが、なんだかんだ使い勝手が良いのですが、無料で閲覧する方法でいきます。

またastrodienstを開きます。

トップページ⇒『エフェメリスを作成します』を開きます。

一番下までスクロールして、『ユーザープリファレンス』の『データを変更』を押下。

Japan、tokyo で設定してください。こうすると、デフォルトが世界標準時のところを、日本時間の天文暦に変更が出来ます。

設定が終わりましたら、『日付』に生まれ年(11月12月生まれならば翌年も必要になることがあります)を入れて、その下にある『基準値のタイムゾーンの時刻を表示する』にチェックを入れ、『クリックして天体暦を表示』ボタンを押下。これで天文暦が出てきます!

こちらはastrodienstで作成した、日本時間0時の、2024年4月の天文暦になります。

プログレスをざっくり見るので、夜日付跨ぐ前生まれならば、翌日を生まれた日として計算すると良いです。

例えば4月1日生まれとして、20歳のときを見たいとします。

太陽はおひつじの11度にあります。1歳の運気は4月2日となります。20歳の運気は4月21日ですから、おうしの1度です。ちなみにアスペクトがなくても、サインの境目は、生き方の切り替わりのような部分があり、とくに太陽はその傾向がよく出やすいです。

月のプログレスは動きが早くて出しにくいのですが、意外とアスペクトを組まないので、ベネフィックとのトラインなどの良い時期は活かしていきたいですね!

そして問題は水星以降火星までで、天体に逆行がありますから、完全に暗算が出来ないのです。

水星を見てみますと、2日から26日まで逆行をしているのがわかると思います!

21日から月末までずっと、おうし16度近辺から動かないのがわかるかと思います。もしおうし16度とアスペクトする位置に、ネイタルの天体があれば、ずっとアスペクトしている、ということになります。

水星のプログレスならば水星に関する事(移動や商売)、金星なら金星に関する事(恋愛や好きな事、お金)、火星なら火星に関する事(やる気やトラブル、健康)に関する表示のイメージです。

セカンダリーは木星以降はあまり動きがないので、通常読まないと思います。

今回は、ざっくりヒントのみまとめましたが、実際どのプログレスをどのように見ていくか、使っていくかは、占星学講座で直接お話する内容になります(2024年5月現在、新規募集休止中です)

お問い合わせは公式LINEからお気軽に!募集の案内も公式LINEが先行します。

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