忙しい貴女のための西洋占星術講座【占星学塾 Team Chiron】
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※2024年9月追記
風の時代の理論は、大昔の占星学者アブー・マーシャルが唱えた説がベースとなっているそうです。それは、サインの移り変わりで時代が変わるという内容ですから、それに付随する解説は、どのように作成されているかは、その先生に聞く必要があります。
最近流行の読み方は、わりと古典の焼き直しが多いです。その後様々な研究がなされているはずなのですが。。
読みにくい記事を書きますよ!!最初に言っておこう……長いです!!
風の時代〜とか気にする本やブログなど、本当に多くて、占いに興味が無い人も気になるようですが。。ぶった切ります!
ある程度著作物がある、某人気占い研究者も、水瓶座時代/風の時代について、これから私が書くようなことを、とげがないように書いていました。海外の専門誌がそう言うから、マスコミに出るから、有名だから正しいとは限りません。
単純な結論付けを言い切っている人の話が分かりやすく入ってくるとは思いますが、そうやって雰囲気にのまれることで人は騙されるのですよ。。この程度のことならば実害はないのですが。
しっかり数値で示していきます!学問しているなら根拠で示せよ?
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水瓶座時代について
(参考文献:石川源晃先生HP、名古屋市科学館)
天文学からの知恵で、○○座時代という言い方があります。例えば、魚座時代は、キリスト生まれたくらいから現在までで、水瓶座時代は少し先からになります。
あれ?魚座から水瓶座?逆行してない?
はい、逆行してます。
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ギリシャ時代の占星学者が、ホロスコープの入口(春分点)を、西洋占星術(占星学)のなかでは、おひつじ座の0度という場所を予め決めて、動かさないことにしました。
例えるならば、空(そら)に街がいくつかあるとして、時代時代で住所の名称が変わってしまうのを、今後変えないようにした感じです。
天文学の春分点は固定ではなく、少しずつ逆行をしているのを、ギリシャ時代の人が発見したのですが(さらっと書いてますが歴史的大発見です)、それが、いまは魚座なので魚座時代という言い方があり、2152年から2700年の間は魚座と水瓶座が重なっていて、それ以降は水瓶座時代になります。
ですから、いつから水瓶座時代というのも、そもそもはっきりしていないのです。
少なくとも今生きている人には関係ない!まだ水瓶座時代の入口にも立っていないのですよ。。
大昔の人たちの凄い観察力から生まれた○○座時代なのに、その解釈の基本になっていた春分点の移動を考えずに、いつの間にか直近の、木星と土星、冥王星あたりの動きの名前にしちゃったわけです。
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西洋占星術で見る、世代の特徴
世代の特徴というならば、
・一番動きの遅い冥王星
・次に遅い海王星
・そのつぎの天王星
あたりを指すと思います。
さらにそのつぎの土星も入れて良いと思います(いま水瓶座)。
少なくとも2つ、できれば3つ以上が、同じ星座か調和的な星座グループにあると、世代の特徴に反映されます。
しかし、2021年1月の時点で、水瓶座はこのうち1つだけですし、風の星座(ふたご、てんびん、みずがめ)もほかにありません。
翌年には水瓶座に木星土星が入りますが、木星は約1年で次の星座に移動するため、世代の特徴にはなりません。
水瓶座に入居する天体を調べてみました。
・2022年→土星のみ
・2023年→土星と入れ代わり冥王星が入る
・それ以降→長く冥王星が水瓶座に滞在
という感じですから、たくさん天体が水瓶座に固まるわけでもありません。
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話がヨコになりますが、天体が固まっていた現象として、いまの30代前半生まれあたりに、山羊座世代があります。
(1988〜1991、山羊座に土星天王星海王星、1991〜1995天王星海王星)
この頃の日本は、バブル〜バブル崩壊あたりですから、一番高い位置を表す山羊座のイメージは合っているかもしれません。
また、いまのアラサー世代は、ゆとり教育が浸透してきたあたりかなと思います。世代特徴として、現実的合理的だけど、失敗を恐れ打たれ弱いと言われてるようです。
ホロスコープ全体を見ないとなんともですが、山羊座本来の喜び…慎重に着実に自分の領域を作り上げることで本来の力を発揮することを優先させていけたら良いですね!
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グレートコンジャンクション
今回の『風の時代』の根拠となっている、グレートコンジャンクションの件ですが、木星と土星が同じ位置になる、約20年に一度現れる天文現象で、それが今回から水瓶座の入口で起こり、今後何年間も風の星座で起こるから、『風の時代』というそうです。私が読んでいるアメリカの専門誌にも書かれています。
ようは、木星土星の同じ位置が、2020年から風の星座で起こるようになったから、ということだそうですが、、見にくいのですが、これ見てください!!
画像1500年から2500年までの、木星と土星の同じ位置(コンジャンクション)の一覧です。火の星座→赤、地の星座→茶色、風の星座→緑、水の星座→青、でマーカーを引いています。
だいたい200年ごとにはなるのですが、きっちり200年ごとにはなっていないのがわかりますでしょうか?
始まりも終わりも、どこなのか?そして、200年の間に、ほかの星座で同じ位置になることもあるのが、おわかりいただけますでしょうか?
『風の時代』の開始時期も、1981年なのか、2020年なのか、わかりません!あちこちで、2020年からと言われるけど、最初の1981年をカウントしない理由が不明です。
知らない人はいない専門家先生『ええ。12月22日、「風」の星座である水瓶座の位置で、土星と木星がぴったり重なる「グレートコンジャンクション(大会合)」が起きました。それまで約200年間「地」の星座で起こっていた大会合が、今回は200年ぶりに「風」の星座でしたから大きな変化です。』
『そして、この先の約200年はずっと風の星座で大会合が起きる。それで「風の時代」が始まった、と言われているんですね。』
……。
媒体で発信してる有名なプロの、西洋占星術の解釈が、時折とんでもないことは、あるあるではあるのですが。。おそらく『信じやすい』のだと思いますが、自分の目で確かめてから発信しようねとしか。
久々に私の先生に質問が出来たので聞いてみたところ、「その解釈については、それを提唱している先生に聞いてください。とりあえず単なる天体現象です。」とのこと。ようは、先生としては、その解釈はしないとのことで、「おそらく出版社等と話していて、風の時代とか、海外でも言われているからいいんじゃないんですか?みたいな流れじゃないですかね?これで占星学に興味もってくれたら、それはそれでいいかな。。」とのことでした!
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話を水瓶座時代/魚座時代に戻します!
○○座時代という解釈をもしするのであれば。あくまでも仮定の話ですが、まだまだしばらくは魚座時代を生きるのだと思います。
魚座は共感力が大事で、人として非常に大切な部分を握っていますが、見えないものや様々な影響を受けやすく解決能力も曖昧なのがネック。分析するアプローチとは真逆で、曖昧だからこそ生まれるものもありますし、私も非常に大切にしていますが、占星学はそれじゃない。
とりあえず、、『風の時代』って響きが良くて、コピーライティングとして成功したのでしょう。
風の星座のデメリットは、『その時良ければそれで良い感覚』。
地の星座が影響しない人は、気持ちが不安定になりやすいですよ?
全体的な参考文献:Wikipedia 実習・占星学入門
伊泉龍一先生、鏡リュウジ先生、松村潔先生のインタビュー記事 世界史/日本史年表